30代の男性Aさん(奥様とお子様1人)のケースです。
ある日(開業して間もない頃)面識のない32歳の男性Aさんから「遺言を作成したいのですが」とお電話をいただきました。声からも若さが伝わってきましたし、お会いするまでは、ご両親の遺言に関するご相談と思っておりました(恥ずかしい限りです)。
お話を伺うと、『自分に何かがあってはいけないので、今のうちに、嫁と子供に財産を残すように、遺言を作成したい』とのことでした。遺されようと思った動機は何ですか?とお尋ねしたところ、「実は、テレビの影響なんです。遺言は、家族に遺す、最後のラブレターと聞いて、今のこの気持ちを家族に遺そうと思い、先生の事務所にお邪魔しました。」
コメント
Aさんの言われたとおり、遺言はあなたから、愛するご家族に遺す、最後のラブレターです。
実際Aさんの遺された遺言は、ご家族への愛が溢れたものとなりました。
Aさんのご家族がこの遺言を目にするのは、まだ先のお話になるかも知れませんが、それを目にされたご家族は、きっと喜びの涙を流すことでしょう。